こんにちは!神戸です。
今回は食器についての基本的なお話、陶器と磁器の違いについてです。
器に「陶器」と「磁器」があることはご存じだと思います。
では、どこがどう違うか、どう見分けるかご存知ですか?今日はそんなお話です。
ではまず「陶器」について。
原材料は陶土と呼ばれる粘土が主です。
焼く時の温度が磁器より低く、800度~1200度。
釉薬のかかっていない部分は吸水性があります。
器を裏返したときに高台(釉薬のかかっていない部分)がざらざらしている場合は陶器です。
陶器は前述したように吸水性があるため、料理の水分を吸ってしまい、色や臭いがついてしまうこともあります。それを防ぐためには、使用する前に30分程水やぬるま湯に漬けておくことをおススメします。
次に「磁器」。
原材料は陶石を粉砕した粉です。
焼く時の温度は1200度~1400度。
吸水性はありません。
器を裏返したときに高台が滑らかなものは磁器です。叩くと金属音のような高く澄んだ音がします。
陶器よりも硬く丈夫ですが、部分的な衝撃でチップ(欠ける)しやすいので注意が必要。
また、硬度が高いため、薄い器を作ることができます。
有田焼や九谷焼が有名です。
どちらも魅力的ですね。
私は青白磁のようなしっとりとした艶っぽい魅力も好きですし、織部のような荒削りな魅力も素敵だと思います。
お料理に合わせて、器選びもぜひ楽しんでください。