冷蔵庫や厨房機器の高さを調整するには?
業務用厨房機器の作業台やテーブル型冷蔵庫の高さは800mmで設計されています。
しかし、最近の日本人の平均身長も高くなったせいか、その高さを850mmにしたい!という声がよく聞こえます。
4枚扉の冷蔵庫の場合でも、冷蔵庫の下をしっかり掃除がしたい!
という声も聞こえ、現場ではアジャスターを一杯に延ばしてみては調整を試みます。
しかし、調整範囲は限られていて、特に前足の長さが足りなくなる場合が多く、ご希望の高さまでなかなか調整しきれない場合も多いのです。
勾配の強さにもよりますが、標準のアジャスターで調整できる機器の高さはせいぜい820mm程です。
ご希望の850mmにもっていく為には追加部品が必要となります。
アジャスター自体を長いものに交換することもできますが、標準の足が「もったいないし長いのは結構高い!」という方も多いです。
中にはレンガを持ち込まれるお客様もいらっしゃいますが、レンガ自体が真平ではない床にグラグラします。そうなると、結局厨房機器も不安定になってしまいますね。。
標準のアジャスター
今回は、下の写真のアジャスターが付いている機器のお話です。
見たことありますよね。
この上のボルトと機械の本体が固定されますね。
このアジャスターを最大限伸ばしたものが下の写真です。
ちなみに伸ばしすぎで危険な状態が下の写真です。
そして、もっと伸ばすと抜けてしまいます。(下の写真)
アジャスターの調整部分の高さは58mmです。
次は、一杯まで短くした写真です。
一杯まで短くしても、全部が収納される訳ではなく、15mmは出っ張ります。
つまり、標準のアジャスターの調整範囲は43mmです。
この範囲で、四本の足(場合によっては六本)を水平を出しながらお好みの高さに調整するわけです。
便利部品
お待たせしました。
こちらが超便利部品です。
これを、標準の足にねじ込んで使います。(下の写真)
お解りですね?機械と標準の足の間を延長する部品なのです。
施工例
この部品は、5cmの高さがありますので、テーブル型冷蔵庫を850mmに調整するにはもってこいですね。
ちなみに、金属の標準足にも、ボルトの径とピッチが合っていれば使用可能です。(下の写真)
この写真は、食器洗浄機を延長したものです。
ちょっと不恰好に見えますが、しっかり固定できているので、危険はありません。
注意
下の写真の様な足には使えませんのでご注意ください。